こんばんは、木坂です。

このメールはインプットクラスを受講の方に
お送りしております。さて、しばし前にインプットクラスが終わりまして、
次は何を読むのかという質問に

「アリストテレスを読もうかと思っている」

と答えました。

僕はアリストテレスを大変尊敬していて、
特に今の時代というのはアリストテレス的であるとすら
思っています。

どのような意味かと言えば、それは「個人の時代になる」という
ここ10年あまりよく言われてきた流れに関係していて、
個人の時代になるということをもう少し考えてみると

「エネルゲイアが重要になる」

ということに行きつくのではないか、ということです。

僕は一貫してエネルゲイアという単語を、極めて乱暴に、
ではありますが「重要でっせ」ということで使ってきました。

でもそれは僕の価値観が大きな理由を占めていて、
時代性に関係なくそうやって生きるのがいいんじゃないか、
楽しいんじゃないか、幸福なんじゃないか、と思っていた
からです。

だからそれに共感する人が僕のセミナーに足しげく
通ってくれた、ということだと理解しています。

「時代性に関係なく」というのは、言い換えれば
そのせいで辛く生きにくくなることがあるかもしれない、
でもそんなのに負けずにエネルゲイアなんだ、ということです。

例えば40年前の日本であったら、エネルゲイアなんか
クソ食らえで、そういう生き方をする人はキチガイか天才だと
今の何十倍も言われたことでしょう。

それが時代は流れ、変わり、だんだんと「個人の時代」という
言葉が広く使われるようになってきました。

僕が大百科を出した10年前くらいには、既にその気配はあった。

だからこそ大百科を出したり、

「今後は個人でビジネスをしていく時代なんだ」

ということを強く打ち出していきました。

扱うテーマはその後変わっていきましたが、根本的な
メッセージは変わりません。

「個人を開花させろ」

です。

エネルゲイアですね。

パフォーマンスセミナーも全く同じコンセプトです。

僕の個人的趣味でやっている、と思っている人も
いるかもしれませんが、まあ3割くらいは当たってますけど、
そんなこと言ったら全セミナーがそうです。

パフォーマンスセミナーのメインメッセージは
「エネルギーを余らせる」ですから、エネルゲイアの
土台を強化しろ、ということに他なりません。

さてさて。

その世界的な風潮を誤解して

「個人の幸せを追求するなんて、なんてエゴにまみれた
残念な時代なんだ!ふぁっく資本主義!!ふぁっく自由主義!!」

みたいなピント外れな、それこそ時代が3週くらい遅れたことを
言っている人たちもいるようですが、アリストテレスを読め、
としか言いようがありません。

エネルゲイアに限りませんが、古代ギリシアの哲学は原則として
ポリス主義です。

つまり、本当の意味で「個人を最優先する」という思想では
ないのです。

個人が最高の状態にあることが、最高のポリスの前提である、
という意味において、エネルゲイアを重視しているという
ことです。

もちろん、これをまた誤解して「全体主義の再来だ!」などと
言うのも愚かなことです。

全体主義をあれほど危険視したアレントがなぜ古代ギリシアに
価値を見ていたのか、それを学べとしか言いようがありません。

そうじゃないのです。

もっと素直に考えればよろしい。

個人が最高の状態にあれば、社会も最高の状態になる。

社会が最高の状態ということは、そこに暮らす人々には
最高の環境が与えられ、さらなる飛躍が望める、と。

それだけの話なのです。

ザッカーバーグのハーバードでのスピーチは聞きましたでしょうか。

僕は「アリストテレスをそこに見た」とセミナーで言った気が
しますが、ザッカーバーグがやろうとしていることは、
一言でまとめてしまうと

「一人でも多くのエネルゲイアを可能にするインフラを作る」

ということです。

ウーバー然り、エアビ然り、アップル然り、アマゾン然り、
今を時めく企業がやろうとしていること、それは

「個人に力を移行する」

ということですが、それはつまり今まで家族や企業、学校など
「組織」が社会に対して責任を負う主体であった時代から

「個人が社会に対して大きな責任を背負う時代」

に移行していく、ということにほかなりません。

組織ではなく、個人のクオリティが社会のクオリティを
決めるのです。

そういう時代を、僕らは生きていかなければなりません。

僕らの子供たち世代は、ある意味で問題ないのです。

バカな大人に毒されさえしなければ、初めからそういう
社会なので、適応できます。

困るのは僕たち古いパラダイムで育ったんだけど
普通に生きてる間に時代がガラッと変わりそう、という
世代です。

大きな変化、適応を求められる。

それに失敗した者から、淘汰される。

そういうビッグウェーブを乗りこなさなければならない
わけです。

もちろん、淘汰と言っても死んだりはしません、二極化の
下側の極に行くだけの話なので、そこまで心配するような
ことでもないとは思うのですが、ただ「自由に」生きていく
ことは難しくなるだろうなあとは思います。

そしてこの二極化は、僕がセミナーでずっと言っているように
「拡大し、硬直化する」ので、グレゴリー・クラークでは
ないですが、不自由や貧困が遺伝していく、ということに
なるのではないかと思っています。

困ったもんです。

とは言え、ただ困っててもしょうがないので、いつも通り
できるだけの準備をしておこうじゃないか、というのが
今回も僕のメッセージになるわけですけど。

そう言えば先日のパフォーマンスセミナー実技クラスで、
総帥から

「アリストテレスの霊魂論を読んでいるのですが、
“魂は数である”という部分が一滴も理解できません、
これはどういう意味なんでしょうか。」

と質問されました。

霊魂論を総帥が一人で読んでいるというのがまず驚きましたが(笑)、
その意味についてはよくわからない、というのが正直なところです。

僕なりの解釈はあります。

各時代の研究者の解釈もあります。

でも、本当に何を意味しているかは、わかりません。

こういう部分こそ、ディスカッションできるといいわけです。

と言いつつ、クラスで読むとしたら霊魂論ではなく
二コマコス倫理学にするつもりなんですけど(笑)。

「ある程度強制力がないと読み続けられないからすぐ次のクラスを」

という総帥の希望には沿えませんでしたが、総帥は一人でも
できる子でした。

年が明けたら、みなさんでアリストテレス、読んでまいりましょう。

より大きな視点から、我々が生きている時代が見えると思います。

ちなみに撮影のあるセミナーも一クラスだけやる予定で、
細かい内容は(いつものように)まだ決まってないのですが、
同じように「エネルゲイア」を一大テーマとして、
1年間のセミナーを考えています。

今まで行ってきたセミナーの総まとめみたいなテイストになるのか、
もうちょっと違ったテイストになるのか、でまだ悩んでは
いますが、いずれにせよ、時代性を考慮して、今後エネルゲイアの
時代を生きていくためにはどんなことを意識していけばいいのか、
という話を全10回、行えればなあと思っています。

こちらについては、後日またPDFなどで説明を書いて、
みなさんに配布する予定です。

詳しい説明が聞きたいよー、という向きの方はもうちょっと
お待ちくださいませ。

ここからは事務的な話になります。

まあいつもと同じですが、一応。

インプットクラスは、土日クラスと平日クラスを開催する
予定です。

受講費は一年間で50万円、集団セミナーも併せて受講される
場合は70万円です(集団セミナーのみの場合も50万円です)。

分割払いは二分割は対応いたします。

それ以上は、後日カード決済も導入しようかなとは
思っているので、そちらで検討しています。

和佐君がぼったくるのでちょっと割高にはなりますが、
ご希望の方はそちらでご検討くださいませ。

どちらのクラスも1月開始を予定しておりますが、
ちょっと1月は例年忙しいので、開始は後ろに倒れるかも
しれません。

申し込みは

https://55auto.biz/alchemy/touroku/inp_2018.htm

からお願いしますー。

ではでは、また来年も頑張ってまいりましょう。

ありがとうございました!

木坂